【403 Forbidden】海外からのアクセスでエラー画面が!VPNを利用した対処法

海外から日本のサイトにアクセスした時に、「403 Forbidden」のエラー画面が出て戸惑いました。

この「403 Forbidden」というエラー表示、調べてみると「あなたは閲覧禁止!」ということでした。

普通にブラウザでアクセスしているだけですし、何か怪しいサイトにアクセスしようとしている訳ではありません。

「403 Forbidden」の原因は色々とあるのですが、私の場合は海外からのアクセスという単純な理由からでした。「じゃあずっとアクセスできないの?」と言うと、そうではありません。

よく調べてみると、何てことはありませんでした。「アクセスの仕方を変える」だけで解決する、との事。

それが「VPN接続サービス」というものです。これを利用して国内IPアドレスでアクセスすると、普通にアクセスできました。

多少手間がかかりますが、少しだけ使うという時にはとても便利でので、もし私と同じ現象が起こったら、この記事を参考にして対応して下さい。

VPNサービスを使えば海外からのアクセスも解決

以下のような「403 Forbidden」というエラー表示は、よく調べてみると「あなたは閲覧禁止!」ということです。

分かりやすく言うと、

あなたがアクセスしたページは、インターネット上に存在はしてるけれど閲覧することが許可されていません。

という意味になります。

余程の事が無い限り、海外からほとんどのサイトはアクセスできますが、私がアクセスしたかったのは決済などを行う管理画面です。

日本ではいつも利用出来ていたので、サービス自体に問題はありません。考えられるのはアクセスしている側(つまり私です )の接続環境が原因となります。

アクセスされる側は、アクセスしているIPアドレスで、日本国内からのアクセスか海外からのアクセスを判別しています。海外からは「セキュリティ上に問題がある」というのですね。

海外からのアクセスは遮断しているけど国内からのアクセスは許可している、という場合では、これで問題なくアクセスできる、ということになりますね。

こんな時には「VPN接続」を利用して、国内IPアドレスでアクセスすると解決します。

VPNとは?

VPNとは「Virtual Private Network」(バーチャル・プライベート・ネットワーク)と言います。

インターネット接続の途中を日本と同じ環境にし、中継して接続する、という感じです。日本からアクセスしている状態と同じにするとです。

海外から行う普段のアクセスでは、

  • 海外からアクセス → 日本のサイト

という直接のアクセスです。これをVPNを通してアクセスします。

  • 海外からアクセス →  VPN(日本) →  日本のサイト

というように、VPNを日本に設定すれば「日本国内からアクセスされている」という状態になります。VPNの中継地点(国)は選べます。

筑波大学の公開VPNサービスを利用する

無料で使えるVPNサービスは沢山ありますが、今回は、無料で提供されている「 筑波大学の VPN Gate 公開中継サーバー」を利用しました。

海外からのアクセスは遮断しているけど国内からのアクセスは許可している、という場合に非常に便利なサービスです。

筑波大学の公開VPNはこちらからアクセス!

 VPN Gate学術実験 公開VPN中継サーバー

VPNをダウンロードしてセットアップを完了する

VPN中継サーバーをダウンロードする

まずは、

筑波大学の公開VPN中継サーバーにアクセスします。

①青文字になっている「ダウンロード」にカーソルを合わせます。

②すると、下図のように3つの項目が表示されるので「VPN Gate Clientのダウンロード」をクリックします。

③青文字の「softEther VPN・・・・のダウンロード」をクリック。

④ダウンロードフォルダーを開きます。

パソコンによっては表示方法が違います。この場合左下にフォルダが表示されたので、右の□をクリックしてフォルダを開きます。

ファイルはデスクトップやドキュメントのなど、分かりやすい場所に保存しておきましょう。

VPNのインストール方法

続いて、上記でダウンロードしたVPNのインストール手順を説明していきます。

ここではWindowsを例として説明します。他にはMacやiPhoneなどのOSがありますが、選択方法については接続手順の後半に書いてありますので、参考にして下さい。

①ダウンロードしたフォルダーの中に「vpngate-client-v・・・」という名前のzipファイルがあるので、ダブルクリックします。

②この画面が表示されるので「次へ」をクリックします。

③セットアップウィザードが起動します。「SoftEther VPN Client」を選択して「次へ」をクリックします。

④「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリック。

⑤重要事項説明書をサッと読んで「次へ」をクリック。

⑥インストール準備の完了を確認して「次へ」をクリックします。

⑦ここは特に変更するところは無いので、「次へ」へ進みます。

⑧SoftEther VPNのセットアップが開始されるので、少し待ちましょう。

⑨セットアップが完了しました。「SoftEther VPN クライアント接続マネージャー・・・・」にチェックを入れて「完了」をクリックします。

※「SoftEther VPN クライアント接続マネージャー・・・・」にチェックを入れて完了すると、すぐにVPNクライアント接続マネージャが起動します。

デスクトップからでも入れますので、ここは今チェックしなくてもOKです。

⑩インストールが完了すると、デスクトップに SoftEther VPN Client のアイコンが作成されます。

接続手順の確認方法

VPN Gate の中継サーバーに VPN 接続をする方法については、こちらでも解説しています。

①接続方法にカーソルを合わせるとメニューが表示されるので、お使いのOSを選択してください。

②Windowsであれば、Windowsのところにある「SoftEther VPN(推奨)を選んでクリックします。

③「SoftEther VPNの接続方法」をクリックします。

④このように接続方法のページが開きます。

VPN Gate Clientを起動してVPNサーバーに接続する

VPNサーバーに接続する

次に、国内の中継点(VPNサーバー)に接続する手順を説明していきます。

①デスクトップに作成された SoftEther VPN Client のアイコンをクリックして、VPNクライアント接続マネージャを起動します。

②アプリ内に表示される「VPN Gate 公開VPN中継サーバー」をダブルクリックします。

③「・・・ボランティアとして実験に参加する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。

「VPN Gate 中継サービスを有効にし、ボランティアとして実験に参加する」にチェックを入れると、あなたのPCを中継点として自由に利用できるようになります。

④注意事項を読んで、問題なければ「同意する」をクリックしてください。

この後何度かこのメッセージが出ますので「今後このメッセージを表示しない」にチェックを入れれば、手間が省けます。

⑤「OK」をクリックします。

⑥すると下図のように、接続できる中継点(サーバー)が一覧表示されます。この中から「国・地域」で「Japan」と表示されるところをダブルクリックします。

⑦その後下図のウインドウが表示されるので「OK」をクリックします。

↓↓↓↓↓

うまく接続できるようであれば、以下のようなウインドウが表示されます。

※もしも接続出来ない様でしたら、接続を中断して⑥に戻り、別の接続先を選択してみてください。

⑧接続が完了すると、「VPN Gate Connection」の横に「接続完了」という表示が出ます。

以上が国内の中継点(VPNサーバー)の接続方法でした。

これで「海外からのアクセスでも、日本国内からのアクセスと同じ状態」になりました。

通常通り、日本のサイトにアクセスしてみて下さい。

VPN接続の切断方法

VPN接続の切断は方法は、他のメニューなどを探したり、Windowsのネットワーク設定で切断する必要は無く、至って簡単です。

「VPN Gate Connection」にカーソルを合わせを右クリックするとメニューが開きます。その中にある「すべての接続を切断」を選択します。

アプリを終了する方法

起動中のアプリを終了する方法です。

アプリの下段の「仮想 LAN カード名」の「VPN Client Adapter – VPN」にカーソルを合わせ右クリックし、メニューを表示させます。「仮想LANカードの無効化」を選択します。

「VPN Client Adapter – VPN」が無効になりました。

次回このアプリを使用する場合は、「仮想LANカードの有効化」を選択します。

まとめ

「403 Forbidden」が出て海外からアクセスできない!となっても、心配いりません。

VPN接続サービスを利用すれば、海外からでも問題なくアクセスできます。その中でも【筑波大学の公開VPNサービス】は、無料で使えますし、必要なときだけアプリを起動させれば簡単に接続できます。

あまり使う機会は無いかもしれませんが、海外からアクセスする機会が多い方で、もしも「403 Forbidden」が出たら、是非このサービスを利用してみて下さいね。

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