Google AdSenseは、誰でも簡単に始められます。
ですがその一方でGoogleは、広告主とユーザー(読者)の利便性をかなり重視するので、厳しいルールが定められています。
このルールを知らなかったばかりに、Googleからペナルティを受けたり、アドセンスのアカウントが停止になるという事態が起こり得ることもあります。
その反面、知っていれば大した事のない内容なので、ここでしっかりとブログの点検をしてみてください。
ここではアドセンスに必要な最低限のルールと、必ず読んで欲しいGoogleの公式資料や、関連サイトを紹介していきます。
特に、これからグーグルアドセンスの審査を控えている方は、これらに一度は目を通してしっかりとポイントをおさえておきましょう。
目次
Google AdSenseを始める前に必ず確認しておくこと
グーグルアドセンスを利用して収益を上げる、という事は「グーグルの社員になることと同じ」です。グーグルからお給料をもらう、といった発想ですね。
そのグーグルが、アドセンスに関する規則を一般公開しているので、必ず目を通して理解して下さい(AdSenseプログラムポリシー)。グーグルの社員として考えるのなら、社内規定(ルール)と同じようなものです。
以下のポリシーは、すべてのサイト運営者様に遵守していただく必要があります。慎重にご確認ください。Google の許可のないポリシー違反があった場合、Google はいつでもサイトへの広告配信を停止したり、AdSense アカウントを無効にしたりする権利を行使できます。
グーグルアドセンスのポリシーは定期的に読み返して、頭のなかに叩き込んでおいてください。
AdSense審査を通過するために最低限必要なこと
グーグルアドセンスの審査を通過するためには「読者のためになるブログを提供する」ことが必須となります。
「読者の悩みや知りたい事を解決すること」が超基本になります。
まずグーグルにとって重要な事は、広告の掲載を依頼してくる広告主からの収入です。
広告主は、Google広告というサービスを使って「広告費を払うから、うちの広告を表示してね」とグーグルに依頼します。グーグルは広告主からお金をもらい、その広告料が企業としての利益になっています。
一見無料で使える検索エンジンですが、それはグーグルが収益を得るために提供しているものです。
その広告主からお金をもらうためには、多くの人にグーグルの検索エンジンを利用してもらって、より多くの人に広告を見てもらう事が必要です。
多くの人に広告を見てもらうためには、「読者の分の知りたいこと」や「求めている答え」が多くの人の目にとまれば良い訳です。その為には、それにふさわしいブログがどうかをGoogleが見極めなくてはなりません。
そのためには最低限でも以下の2つが必要となります。
- グーグルの定めたポリシーに反していない事
- 読者のためになるブログを提供する事
分かりやすく言ったら「読者の為になるブログなら、広告を貼ってブログ運営してもいいですよ。その代わりにルール違反がないか審査しますよ。」という事です。
Google AdSenseの禁止事項
子供に見せても問題のない内容か?
家族、特に子供と一緒に記事を見たときに、お互い気まずい雰囲気になったとしたら最悪ですね。Google的には、「ファミリーセーフ」という言い方をしますが、その内容が健全な内容であれば問題ありません。
誹謗中傷ばかり書かれていたり、アダルト系の内容ばかり書かれていれば、広告主は怒ってグーグルに広告を出すことをやめてしまうかもしれません。
あなたが自身が広告主の立場だったら、どんなブログに広告を出し、どのブログに広告を出したくないか、考えると分かりやすいですね。
禁止事項はしっかりおさえているか?
特に重要な禁止事項のはこの2つです。
- 1)自己クリックをしない・・・自分で自分のブログの広告をクリックするのは絶対にダメです。知り合いや家族にクリックしてもらうのもNGです。
うっかり間違えてクリックしてしまったり、月に1度程度のクリックは問題になりませんが、故意に何度もクリックすると、アドセンスの利用停止といったペナルティーが課せられます。
これについて詳しくは、以下のグーグルの情報を参照してください。
アカウントを適正に運営する
- 2)禁止コンテンツは書かない・・・アダルト、誹謗中傷、危険ドラッグ、薬物、アルコール、タバコ、ヘルスケアについてはNGです。
「これはもしかしたら禁止コンテンツかも?」と思われるものは書かない、写真などを記載しない、が鉄則です。OKなのかNGなのかを判断するのは、あなたではなくGoogleです。
また、うっかり書いたり写真を載せてしまうのが、アルコールやタバコです。
クリスマスやお正月などの話題を記事にしている時に、アルコールのおすすめを書いてしまったり、販売サイトへのリンクを貼ってしまったりすることがあります。
またエンタメ系になりますが、「あの芸能人は実はタバコを吸っていた!」という話題を取り上げるのも避けましょう。少しでも危なそうだと思ったら書かないことです。
著作権法違反について
著作権法違反については、画像、動画、文章があります。
画像についての注意点
記事中に挿入する画像は、フリー素材や、自分で撮影した写真などを使うのが基本です。
芸能人の画像はネット上の写真を使いますが、この場合は必ず引用元を表示するのが、著作権法上のルールです。
明らかにネット上から取ってきたと分かるような画像には、引用元を記載して下さい。
画像の下に、「引用元:https://・・・・・・/・・・・・」というように、コピーしたページのURLを記載しておきましょう。
動画についての注意点
TVや映画など、他の人が制作したものを勝手に録画した動画は違法です。テレビ画面を撮影した静止画もNGです。
公式チャンネルなど、ネット配信されているCMや映画の宣伝動画などはOKですが、「これは違法ではなく公式ですよ。」ときちんと示しておきましょう。
公式動画を貼る場合は、例えば「~公式チャンネルより」というようにしっかりと明示しましょう。
文章についての注意点
他の記事から文章を丸々コピーしてそのまま使う、というのは絶対にやってはいけません。もしもコピーして使うには、必ず「引用マーク」を使って下さい。
↓これです。
この引用を使うと、「この部分はコンテンツに含まれない」と認識されます。簡単に言うと「この文章はコピーではありませんよ」という事を知らせるためのものです。
GoogleAdSenseのガイドブックと関連リンク
ここではGoogleが公式に配布している資料や、関連サイトを紹介していきます。
AdSenseガイドブックとポリシーガイドブックをダウンロードする
アドセンスを始める前に、Googleが配布している以下の公式資料2点は見ておいたほうが良いです。とても親切に分かりやすくかかれているので必読です。
「AdSenseガイドブック」はこちらからダウンロードできます。
「AdSenseプログラムポリシーガイド」はこちらからダウンロードできます。
⇒ AdSenseプログラムポリシーガイドをダウンロードする。
GoogleAdSenseの関連リンク
また、アドセンス利用者のためのヘルプ、フォーラムなども用意されてますので、何か知りたい時には参考にしてみてください。
以下の各ページでは、AdSenseに関する様々な情報を得られます。一通り読んでおきましょう。
アドセンスの申込みから運営までに必要な知識を、順序立てて説明しています。これからアドセンスを始める方は、まずは最初に見ておくと良いでしょう。
アドセンスに関する、あらゆる問題の解決法を見ることが出来ます。分からない事や疑問が生じた時は、まずこのページで確認して見てください。
アドセンスに関しての質問や、情報交換をする事ができます。
まとめ
グーグルアドセンスは、利用者(AdSense実践者)から見ればお金儲けのツールに見えます。
その代わりに、グーグルの「GoogleAdSense」という広告サービスを実践していく為には、多くのルールが求められていて、それに従わなくてはなりません。
アカウント停止になってから「知らなかった!」では遅いです。
アドセンスを始める前には、Googleが配布している公式資料は見ておいてください。知っていれば何の事もない、常識的な事ばかりですので、何度が読み返すことをオススメします。
そしてグーグルの定めたポリシーに反していないことを確認して、読者のためになるブログを運営していきましょう。