FileZilla(ファイルジラ)のインストールは無事に済みましたか?
「FileZillaをインストールしただけで、設定はまだ・・・。」というあなた、それでも大丈夫ですよ。ひとつずつ順を追って説明していくので安心してください。
「FileZilla」は素晴らしい機能を備えたFTPのフリーソフトです。サイトのデザインをカスタマイズをする時に非常に便利です。
ここからは、あなたのパソコンとXサーバーを繋げるための設定をして、更に新しいサイトを登録していきます。
最初は戸惑うかもしれませんが、実際に少しずつ作業をしていくうちに画面も見慣れて行くと思います。
「FileZilla」をまだインストールしていない方は、無料のFTPソフト「FileZilla」をインストールしてWordPressデザインをカスタマイズするを参考にして下さいね。
目次
「FileZilla」の初期設定
「FileZilla」でサイトマネージャーに新しくサイトを登録する
①スタートメニューの左側に表示されているアプリケーションから「FileZilla」を起動します。
Windows10だと、アプリケーションはメニューの左側に表示されています。
「FileZilla」をデスクトップ上にドラッグすると、デスクトップにショートカットを作成できます。デスクトップにショートカットがあれば、スタートメニューを開かなくても、ショートカットをダブルクリックするだけで開けます。
②FileZillaが起動しました。こちらがFileZillaの画面です。ゴチャゴチャしていて抵抗感があるかもしれませんが、すぐに慣れるので安心してください。
③左上にあるアイコンをクリックして「サイトマネージャー」を開きます。
④このように「サイトマネージャー」というウィンドウが開いたら「新しいサイト」をクリックしてください。
⑤すると、青色で選択された「自分のサイト」から「新規サイト」に変わりす。確認したら「名前の変更」をクリックします。
自分にとって分かりやすい名前をつけましょう。ここは無難にサーバー名が良いと思います。分かりやすく「Xサーバー」にします。
⑥これで名前の変更が完了しました。
「FileZilla」でパソコンとサーバーを接続する
ここからは、サーバーに申し込みをした時に届いたメールが必要になります。ここに必要な情報が書かれています。
「【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ(使用期間)」という件名で届いていますので、メールボックスを「Xserver」で検索してみてください。件名は上の例とは、少し違うかもしれません。
メールが見当たらない場合には、サーバーパネルの「FTPアカウント設定」からも確認できます。
メールの後半部分、赤枠で囲まれた部分に必要な情報が表示されています。分かりやすく大きくしました。
この②⑤⑥は、下図の②⑤⑥に当てはまります。ひとつずつコピー&ペーストしていきます。
- FTPホスト : sv****.xserver.jp ②に書かれているホスト名
- FTPユーザー : example ⑤に書かれているユーザー名
- FTPパスワード : aaaabbbbb ⑥に書かれているパスワード
①サイトマネージャーの右側の入力に移ります。
下図の①~⑥部分にすべて入力&選択ができたら「接続」をクリックします。
設定項目は以下のようになります。
- ①プロトコル 「FTP-ファイル転送プロトコル」を選ぶ
- ②ホスト FTPホスト
- ③暗号化 「明示的なFTP over TLSが必要」を選ぶ
- ④ログオンタイプ 「通常」を選ぶ
- ⑤ユーザ ー FTPユーザー
- ⑥パスワード パスワード
②「パスワードを保存しますか?」と表示されたら、「OK」をクリックします。
③「不明な証明書」というウィンドウが表示された場合には、「今後もこの証明書を常に信用する」にチェックを入れて「OK」をクリックしましょう。
④これでエックスサーバーへの接続は完了です。右側の「リモートサイト」内に、サーバー内の情報が表示されました。
FileZillaの起動方法
FileZillaの基本的な画面の見方
これで無事に、あなたのパソコンとエックスサーバーの接続が完了しました。
ここでは、一旦「FileZilla」を閉じて、新たに起動させるところからみていきましょう。一見複雑そうに見えますが、主に使うところは限られています。
①FileZillaを起動させます。まだサーバーには接続されていない状態となります。
②左上にあるアイコンをクリックして「サイトマネージャー」を開きます。
③「Xサーバー」が青色で選択されているのを確認したら「接続」をクリックします。
④エックスサーバーに接続されました。右側のリモートサイトにいくつかのファイルが表示されました。
- ローカルサイト(画面の左側)にはパソコン側のデータが表示されます。
いつも見ているパソコンのフォルダーと同じようなものが表示されているかと思います。 - リモートサイト(画面の右側)には、サーバー側のデータが表示されます。
この中にWordPressブログを構成するデータが入っています。
- 上の段は、フォルダの全体の様子(階層構造)が表示されています。
- 下の段は、上で選択したフォルダの中身が表示されています。
WordPressのフォルダーを見つけよう
WordPressのフォルダーは、サーバーや設定にもよりますが「 public_html」の中に入っていることが多いです。
実際にWordPressのフォルダーが、リモートサイト(Xサーバー側)のどこにあるのか確認してみます。
①リモートサイトの上段にあなたのドメイン名が表示されているので、ドメイン名をダブルクリックしてみます。ここでは【zaitakupro.com】とします。
②ドメインの下に更にファイルが表示されました。このようにクリックすると、さらに奥のディレクトリ(フォルダー)に進んでいくことができます。
左上「リモートサイト」の右欄が【zaitakupro.com】となっています。ここには、あなたが今サーバー内のどこを見ているか、ということが表示されます。
③下にスクロールして「 public_html」というファイルを探します。
④「 public_html」フォルダーが見つかったら、ダブルクリックします。
⑤「 public_html」フォルダーの中身が下段に表示されました。「 wp-content」など「wp-◯◯」というファイルやフォルダーを見つけたら、そこがWordPressのフォルダーです。
- フォルダはファイルが入っている蓋付きのケースみたいなものです。これを開かないと中は見えません。このフォルダーをダブルクリックすることによって、中身(ファイル)が見られます。
左上「リモートサイト」の右欄が【zaitakupro.com/public_html】となっています。今あなたはこのフォルダの中身を見ているという事です。
【zaitakupro.com】というフォルダーの中にある【public_html】のフォルダーの中身を見ている、という事です。
WordPressテーマファイルを見つける
WordPressのテーマファイルは、「wp-content」→「themes」→テーマ名(例:simplicity)の中にあります。
①WordPressのフォルダー「 public_html」の下段の「wp-content」のフォルダーをダブルクリックします。
②「wp-content」のフォルダーの中身が下段に表示されました。更に「themes」をダブルクリックします。
③「themes」のファイルの中身が表示されました。XサーバーのWordPressに入っているテーマが全て表示されています。
テーマのデザインカスタマイズはここから行えば良いわけですね。お使いのテーマが「simplicity」だとしたら、このフォルダーを開いて編集します。
よく使うとろなのでしっかりと覚えておきましょう。
まとめ
以上が「FileZillaの使い方」の解説でした。FileZillaの操作方法は分かりましたか?
このFTPソフト「FileZilla」は、読者さんに見てもらうためのレポートや画像をアップロードしたり、WordPressのバックアップをとったりもできます。
そしてこの「FileZilla」がいちばん活躍するのは、管理画面からは行うことはできない、細かなサイトのデザインをカスタマイズをする時です。
見慣れないと何がなんだか分からないかもしれませんが、初めのうちは細かく操作するようなことはありません。色々と試行錯誤するうちに慣れていくはずです。
「難しそう・・・」と尻込みせずに、どんどんチャレンジしていきましょう。何事も実行あるのみです。